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2009年11月16日 (月)

WOWOW Excite Matchスペシャル マニー・パッキャオvsミゲール・コット他を見て

久々の現地生放送となったWOWOW Excite Matchスペシャル マニー・パッキャオvsミゲール・コット他を見た感想です。

第1試合はWBA世界Sウェルター級タイトルマッチ、ダニエル・サントスvsユーリ・フォアマン。2階級制覇を果たしたサウスポーの王者サントスの初防衛戦の相手は無敗のフォアマン。生放送のため試合は5Rから中継、2Rにサントスにダウンがあったということで、5Rからはサントスは得意の左カウンターを狙って待ちの構えに対して挑戦者は上下に小刻みにリズムを取りながら左右に動いてラフに突っ込んで打っては離れるヒット&アウェー戦法。この戦法が功を奏し、フォアマンは自分のリズムをキープするのに対して王者はパンチを合わせることが出来ず自分のペースを維持できない状況に。試合は挑戦者ペースのまま最終ラウンドまで行き、最終ラウンドで王者が強引に攻め込んでいったところへフォアマンの右がヒットして王者は痛恨のダウン。サントスが何とか立ち上がるも、ペースを取り戻すことはなく、試合は終了。結果は大差の3-0で挑戦者フォアマンの勝利、見事に無敗のまま世界王座獲得となりました。負けたサントス、年齢から考えてもこれで世界の第一線からは後退になってしまうかな。得意の左カウンターが全くと言っていいほど当たらず、パンチのキレもイマイチだったし、長いブランクの内に錆付いてしまったのだろうか。勝ったフォアマン、パンチは軽さを感じさせたけど、キビキビ動いて自分のペースをキープするスタイルは崩しにくそうだけど、馬力とタフネスで押してくる相手には苦戦しそうな印象ですね。

第2試合はミドル級10回戦フリオ・セサール・チャベスJrvsトロイ・ローランド。無敗のチャベスJrが無名に近いローランドを相手にした試合はスタートからチャベスJrが得意の左フボディフックを打ち込んでいくのに対してローランドはプレッシャーに押され気味ながら軽めの右ストレートを打ち込んで対抗。中盤に入るとローランドが積極的に前に出てくるようになり、チャベスJrに軽いながらもパンチを打ち込むシーンも出てくるように。体の線も細くパワー不足を感じさせる相手に対してチャベスJrはビッグパンチを打ち込むものの単発傾向になり、これがローランドを粘らせることとなり、試合の決着は判定に。結果は大差の3-0でチャベスJrの勝利。勝ったチャベスJr、正直に言って以前から感じていたディフェンス面の課題はそのままってところでしょうか、今回も不用意にパンチを喰うシーンも目立ち、相手のパワーが無かったから良かったもののという不安が残りましたね。攻撃面もファイタースタイルの割には単発狙いが強すぎて相手を崩すような仕掛けも無く、連打が出てこないと、まだまだ世界戦は遠いかなと思ってしまいました。

第3試合はWBO世界ウェルター級タイトルマッチ、ミゲール・コットvsマニー・パッキャオ。ネームバリューはパッキャオの方が上ですが、タイトルマッチとなったので王者コットの名前を先に。2階級制覇を果たした王者コットに対するが4階級制覇を果たしたパッキャオ、注目はパッキャオがウェルター級で王者コットにどう立ち向かうのかという点となった試合は序盤からガードを固めたコットの鋭い左ジャブに対してパッキャオの鋭い踏み込みからの連打というパンチの交錯が目立つ中、3Rにパッキャオの右フックでコットがダウン。さほどダメージの無く立ち上がったコット、4Rに勝負を仕掛けて打ち合いに持っていったところでパッキャオの左アッパーがコットの顎に炸裂し、コットは2度目のダウン。ここのダメージは大きく、中盤以降からパッキャオの攻撃が加速していくのに対してコットは後手に回ってしまいペースを失っていく状況に。7R辺りからコットはアウトボクシングに切り替えるもパッキャオの攻勢の前に凌ぐのがやっとの状態で、終盤に入るとそれまでのダメージに疲労も重なってコットは逃げ腰スタイル。それに反してパッキャオはますますリズムに乗って鋭い踏み込みからの連打が冴え渡ってコットを圧倒。そして最終ラウンド、パッキャオの左ストレートがコットにクリーンヒットしたところでレフェリーストップ。12RTKO勝利でパッキャオがウェルター級王座を獲得、なんと5階級制覇を成し遂げました。負けたコット、パッキャオの連打に対して序盤に打ち合いに持っていったのが最大の敗因だったでしょうか、パンチの回転スピードの差が4Rの致命的なダウンに繋がったのでは。早いうちにパッキャオの勢いを止めたかったのは分かるけど、中盤過ぎまでガードを固めたボクシングを続けた方がパッキャオにとっては脅威になったかもしれないです、たられば論でしかないけど。さて勝ったパッキャオ、個人的にはウェルター級がナチュラルなコットの馬力に押されてしまうのでは思っていたのですが、そうした馬力勝負ではなくパンチの打ち合いに持っていったのが最大の勝因だったのかな。出入りの速さとパンチの回転スピードではパッキャオの方が上だったので、そのスピードでパンチを打ち込むことで、コットをガードを開いて打ち合いに持っていかせる勇気と度胸には恐れ入るばかりでして、試合を通してそのスタイルを維持し続けられるのがパッキャオの最大の強みなんでしょう。今回の勝利でアジア人として初の5階級制覇、ボクシング史でも5階級以上の制覇は他にハーンズ・レナード・デラホーヤ・メイウェザーJrの4人しかいないわけで、しかも対戦相手のレベルも文句の付けようも無いという正真正銘の5階級制覇といえる功績は現役ながら伝説の域に達したと言って然るべきものだわ。こうなると、今後のビッグファイトに期待することになるけど、やっぱりメイウェザーJrが何処かでぶつかってくることが一番の期待ですね。

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